【資格】日本商工会議所「簿記初級」結局受験した件

概要


前回、簿記3級を取るにあたっていつの間にか新設されていた簿記初級を受けようと勉強していましたが、受験の難易度の高さに挫折してしまいました。

【資格】日本商工会議所「簿記初級」受験の難易度がかなり高い件

気持ちを切り替えて2019年6月9日(日)の簿記3級に向けて勉強をちょくちょくし、試験をインターネット経由で申し込みました。
そして目についたのが「日商簿記3級直前対策講座」というものが1万円ぐらいであり、スキルチェックを兼ねて簿記初級を受けさせてくれるものがあるではないですか!
講座自体も全部で5回ほど開かれるので簿記になじみがない自分にはずいぶんお安く感じたため申し込みをしてみました。

実際に受けてみた


軽く30分ほど簡単なレクチャーがありましたが、結果から言うと試験は無事合格しました。
個人的にショックだったのが100点満点ではなかったこと。
仕訳がどこか1問間違っていたようで96点でした…
合格は合格なんでいいんですが、基本となる仕訳を間違えるとは…幸先不安です。

とまぁ、実際の結果はこんな感じでしたが受験にあたっての感想をこれから書いていきます。

簿記初級の基本

まずは、基本的な簿記初級の情報から書いていきます。

試験概要

  • 試験時間:40分
  • 試験形態:パソコン
  • 受験料:2,160円
  • 問題数:出題数3問
    第1問(30点):四肢択一の理論問題(10問)
    第2問(40点):仕訳問題(10問)
    第3問(30点):試算表の金額推定問題
  • 合格ライン:100点中70点以上
  • 合否:その場でわかる

となっています。出題数は3問といっても各大問題につき大体小問題が10問ぐらいあります。
また、持ち込める物は電卓のみとなっているので注意しましょう。
筆記用具やメモ帳等は一切使えません。

基本的に電卓が無くても暗算で大丈夫程度の問題しか出ませんが有ると無いとではだいぶ違うと思いますので用意することにこしたことはありません。

持ち込み可能電卓

持ち込み可能な電卓ですがいくつか制限があります。
NGなもの。

  • 印刷(出力)機能
  • メロディー(音の出る)機能
  • プログラム機能(例:関数電卓等の多機能な電卓、売価計算・原価計算等の公式の記憶機能がある電卓)
  • 辞書機能(文字入力を含む)

ただし、次のような機能はプログラム機能に該当しないものとして試験会場での使用を可とのこと。

  • 日数計算
  • 時間計算
  • 換算
  • 税計算
  • 検算(音の出ないものに限る)

なので、普通に事務で使用できるような電卓であれば大丈夫です。
私は家にあったシャープの事務電卓(EL-N942CX)を当日試験で使用しました。

受験してみた感想

当日の試験で使用した端末はノートパソコンでした。
指示通りにプログラムを立ち上げ、受験用の共通IDとパスワードを入力すると立ち上がりました。
受験者情報は、時間の都合で基本的な必須情報(名前とか)だけでいいとのことでしたが、実際は住所とかも入れる必要があると思います。

勉強してれば簡単

試験内容的にはすでに3級を勉強しているためか簡単ではありました。
ただし、簿記初級で勉強してきた際についてきた疑似体験ができるプログラムの問題より若干難しいかな?という感じでした。
特に、第1問で

Q:簿記上の記録・計算の単位のことをなんという?

みたいな問題が出てこれは全くわかりませんでした。
消去法で行って第1問が全正解だったので「勘定」が正解だったみたいです。
あとで、簿記初級のテキストを見直しましたがどこにも書いてないじゃん…(たぶん)

選択間違えに注意

第2問目で仕訳の問題なんですが、勘定科目をプルダウンで選択して数字を手動で入力する内容です。
ここはサンプルプログラムと同じ感じですね。
あとで、見直して間違いを発見したんですが

Q:1000円で仕入れて、現金300円をその場で払いあとは掛けとした

といった問題で間違えて

仕入れ 1000 現金 300
現金 700

と間違って「現金・現金」と間違えてプルダウンを選択していました。
3級以上でしたら筆記なので「買掛金」と書くはずなのでこのような間違いはまず発生しないと思いますが、プログラム試験ならではですよね。
見直しておいてよかったです。

音に注意

試験解除とはいえ、全くの無音ではありません。
電卓をたたく音や試験が早めに終わった方の結果をプリントアウトするプリンターの音とかがします。
慣れかとは思いますが、集中力が試されますw

最後に

3級をがんばるから初級はもういいやーと思っていましたが、ひょんなことで受験することができまた無事合格することができてちょっと一安心しました。
どうでもいいですが、結果がその場で出るのはいつやってもドキドキしますね。

試験自体は簡単でしたが、端末試験でメモが不可なので慣れてない人にはちょっと手間取るかもしれません。
間違えたところを採点後に見直すことができないのもちょっと微妙かなと感じてしまいました。(仕訳どこ間違えたんだろう…)
とまぁ、そもそも簿記初級を受ける価値があるかどうかは、人それぞれかと思います。
今回はたまたま受験できる機会が回ってきたので個人的にはラッキーでした。
簿記を触ったことが無い人には自信にもなるかもしれないので3級を目指すうえで一度トライしてみるのもよいかもしれませんね。

簿記初級を目指す人の参考になればと思います。