【米国株】四半期決算を意識してみよう

決算

自分の所持している銘柄について、会社がどのような業績を上げているか等々把握しておく必要があります。
当然ながら、米国株であってもチェックすることは大事です。
そんな決算ですが、なるべく簡単に見るにはどうしたらいいのかというのをいろいろ調べてまとめてみました。

ちなみに、米国株の決算期は

  • 1月第3週以降
  • 4月第3週以降
  • 7月第3週以降
  • 10月第3週以降

に集中している感じです。

良い決算とは?

良い決算とは何でしょうか?詳しいことに関しては私よりもっと詳しい人が細かく書いてくれているのでざっくりとしたことしか書けませんが、巷に言われている「よい決算」の定義みたいのは下記になります。

  1. EPSでコンセンサス予想を上回る
  2. 売上高でコンセンサス予想を上回る
  3. 来期以降の会社側ガイダンスがコンセンサス予想を上回る

EPS(earnings per share)

いわゆる一株当たりの利益。

コンセンサス

コンセンサスとは何ぞやというと、その銘柄を調査している各証券会社のアナリストの業績予想の平均値。

売上高

企業の主たる商品やサービスを提供することによって得られた売上の合計額。
売上高は嘘つけない。

ガイダンス

ガイダンスとは次の四半期決算や年間通期での決算に関する会社側の業績見込み。

決算発表日を知る

まず、見たい銘柄の決算発表日を抑えておく必要があります。
いくつか方法はあるかと思いますが、一番簡単だなーと思ったのがSBI証券の経済カレンダーを見ることだと思います。

  1. SBI証券」のサイトにアクセスする。
  2. 「マーケット」をクリック。
  3. 「経済カレンダー」をクリック。
  4. 「決算発表スケジュール」をクリック。
  5. 「外国株式」をクリック。
  6. あとは検索欄で検索をするだけ。


すると、例えばGOOGL(Google)ですがこんな感じで表示されます。
ちなみに、どの銘柄でもそうなんですが発表日が過去のものでなぜか「予定」となっているものをよく見かけます。
これに関してはいまいちよくわからんとです。まぁ、何かしらの意味があるのでは…?

また、SBI証券以外でもいろいろなところがあるので好みのところを探してみてください。
下記なんかは決算発表日や予想値などまとめてみることが出来ます。

コンセンサスとガイダンスを確認する


コンセンサスとガイダンスを確認するにはアメリカ版の「ヤフーファイナンス」を見るのがよく使われている手です。

  1. アメリカ版の「ヤフーファイナンス」にアクセスする。
  2. 検索ボックスにティッカーを入力する。
  3. 「Analysis」をクリック。
  4. すると、分析画面が出てきますので数値を確認していきます。

確認ポイント


カラフルにしてみました。なお「B」とあればそれはBillion、つまり「10億ドル」を指し、「M」とあればそれはMillion、つまり「100万ドル」という意味になります。

  • Earnings Estimateのところにある「Current Qtr.」というのが、これから発表される四半期のEPS予想です。「Avg. Estimate」というのがコンセンサスの数字になります。
  • Revenue Estimateのこれは売上高予想になります。さきほどと同様に「Current Qtr.」の「Avg. Estimate」に注目します。これが売上高コンセンサス予想です。
  • 会社側の各ガイダンスは、「Next Qtr.」部分になります。

GOOGL(Google)でいうと、

  • 予想EPSは12.45ドル
  • 予想売上は403.4億ドル
  • 来季ガイダンスはEPSが13.01ドルで売上が470億ドル

となります。
これらの数値をすべてクリアーしてくるのがよい決算で、この3点を決算発表時にクリアーしているとよい決算であったということになります。
以上の4点をメモっておき、四半期決算が発表になったらチェックしてみましょう。

決算発表後

上記の手順で必要な情報を事前に準備しておき、いざ企業が四半期決算を発表したらその企業のIRページで決算内容を確認します。
各企業のホームページを回るのも大変だったりするのでそういった場合は、決算速報としてまとめてくれているところを見てみるのも手です。

SBI証券で外国株式口座を持っている人限定にはなりますが、知りたい情報が押さえられているので便利です。

あとは「米国株 決算マン」さんのTwitterとか?

最後に

四半期決算のチェックをして思うのが、簡単だけど大変と言えば大変という所。
専業ではない場合、分散投資も大切ですが決算のチェックができなくなるのはダメな投資家です。
こう思うと、片手間にやっている私みたいなのは銘柄数を5~10ぐらいに絞ってあとは投資信託なりETFなりにしておくのが楽なんじゃないかと思っています。