
さて、早速ですがGOOVIS「Cinego パーソナルエンターテイメントシネマシステム」レビューをしていきたいと思います。

裏面に本体スペックが書かれています。
スペックは初紹介時のコピペですが下記のようになっています。
さて、主な仕様です。
〇ディスプレイ系
・ディスプレイ:0.71インチAMOLED マイクロディスプレイx2
・解像度:1920*1080 x2
・PPI: 3147〇光学系
・光学モジュール: 12 オプティカルレンズ
・バーチャルスクリーンサイズ: 距離20m /800インチスクリーン相当
・視度調整:いろいろ調整できるよ!〇スペック系
OS:Android 4.4
内部ストレージ: 32GB
ストレージサポート:最大256GBのマイクロSDカード/USBモバイルストレージディスク
CPU:8 Core Cortex A7 (2 GHz)
GPU:700 MHZ
互換プラグイン:HDMI、USB、マイクロUSB、マイクロSD スロット
Bluetooth:4.0
Wi-Fi:2.4G/5G デュアルモード
バッテリー:5900 mAhポリマーリチウム
バッテリー寿命:約 4.5時間
3軸ジャイロスコープと3軸加速度センサーを組み合わせた6軸モーショントラッキングデバイス
ヘッドセットメインボディサイズ: 185 x 109 x 56 mm
ヘッドセットメインボディ重量: 200gだそうです。
今更ですが、Android4.4ってのは結構低いですよね。
4.4のリリース日が2013年10月31日とのことなので約5年前のOS。
今の最新がAndroid8.1ですから対応していないアプリがあるかもしれません。

iPhoneSEと比べるとこんな感じの大きさ。
バッテリー兼リモコン(本体)が大きいですね。

上をパカッと取り除くとケーブル類が出てきます。
左上からHDMI2又ケーブル・クリーニングクロス・ヘッドバンド・MicroUSBケーブル・マニュアルとなっています。

それぞれ取り出してみました。
ケーブル類は普通というかしっかりした感じですが、HMDと頭を固定するためのバンドはちょっとしょぼい。

続いてコントローラー部分。
ここにバッテリーとおそらくAndroid本体も入っているのかな?
左上から電源・ボリューム・選択キー(真ん中が決定)・戻る・ホーム・メニューとなっています。
下3つのボタンの下エリアはなんとタッチパッドになっていました。
マウスとして機能するようです。

ロゴとか認証マークとか。
ちゃんと日本の技適マークがついていますね。

なんか似ていると思ったら、KindleTVのリモコンといろいろ似ていました。
気のせいかもしれませんが。

リモコン下部。HDMIとUSBコネクタ。
フルサイズHDMIなのがいい。

充電をするとわかりづらいかもしれませんがMicroUSBコネクタの横のLEDが点滅します。

STOP!!!
何か問題があって返品するときは返品する前にサポートへぜひご連絡ください。
貴方の問題を解決します的なことが書いてあります。

マニュアル。A3ぐらいのサイズに両面に英語で書かれています。

さてさてHMD部分。やっぱり200gなのでかなり軽いです。
バッテリーをコントローラーに持って行ったおかげです。

本体にスピーカーは無いためヘッドホン端子にお好みのイヤホンなり差す必要があります。
へたにしょぼいのつけられるよりかは全然いいと思います。

下の部分。左から明るさ調整・レンズの調整*2・2D/3D切替となっています。

レンズ調整は左右と強度を調整できます。
あくまで遠視あるいは近視向けらしく乱視が強い人は向いていないらしいです。

額にあたる部分。クッションが貼り付けられていて稼働もします。

大きさ的にはこんな感じ。
かなり狭くなっていて眼鏡をしている場合は装着が不可となります。
まぁ、そのための調整機構なんですが。

おでこに当てる部分の左右にスリットがあるので下から差し込みます。

さてここですぐ立ち上げて使いたいところですが、ファームウェアのアップデートがあるようなので適用しておきましょう。
本体からオンラインアップデート機能はあるようですが初期状態では機能しませんでした。
初期状態だとGoogleアカウントのログインができないという話を聞きましたが、私がやった限りではそんなことはなく普通にログインは出来ました。

ただ、どのみちファームウェアの更新で本体が初期化されるようなので早めにやるに越したことはありません。
さてさて「ファームウェアのダウンロード」からライター(Phoenix Suit)とイメージをダウンロードします。
イメージは英語と日本語の2種類ありますがお好みでどうぞ。
ダウンロード中に付属のPDFを何度もよく読んでおくとよいと思います。
しくると大変ですから。

書き換え自体は個人的には簡単だと思いましたが、昔のパソコンのBIOSの書き換えとかやりなれているレベルは必要かと思います。
PDF自体も英語ですが、絵が入っているのでなんとなくわかるかと思います。
あと1点注意ですが、Windowsでしか書き換えができません。

さて念願の立ち上げです!
HMDから出ているHDMIケーブルをコントローラーに差します。

左上の電源ボタンを押します。
押すとバッテリーインジケーターが点灯するようです。

画面なんですがこればっかりは写真でお伝え出来ないのが残念なんです。
とりあえず非常にわかりづらいかもしれませんがなんとなく見えますでしょうか。
ちなみに指で押さえている部分にセンサーがありそこに近づけるといろいろONになるようです。
で早速装着。まずは、見え具合を調整。
下にある左右の左右のつまみをぐりぐりいじりピントを合わせます。
いい感じになると画面もいい感じに見えるでしょう。
ただなんとなく視野角?が狭いのでしょうか。
隅っこの文字が見づらい感じがしました。(動画を見る場合は気になりませんが)
あと、個人的に感じたのがBluetoothキーボードかなんかがあると最初の設定が楽になるのかもしれません。
Wi-Fiのパスワードとか各種ログインの設定とか手元のコントローラーでぽちぽちやるのは結構ストレスがたまります。
Amazon PrimeとかYoutubeとかある程度のアプリは入っていましたので設定後に早速Amazon Primeで映画を見てみました。
結構画質もきれいで普通に映画を楽しむことができました。
ただ、Youtubeで動画をいくつか見ましたがガクガクすぎてまともに見ることができませんでした。
いまどきのYoutube品質に本体の性能がやや足りないのかもしれません。
どうでもいいですが、使用中はコントローラー部分がかなり熱くなります。
また、HMD部分にファンでもついているのかなんとなく風と音を感じます。
そこまで気になるものではないですが、ちょっと謎です。(どうせならコントローラーを冷やしてほしい)

あと一緒に買ったケースも紹介しておきます。
外観はよくある保護ケースっぽい感じ。

開けるとこんな感じ。説明書はありませんがなんとなくわかる感じ。

収納の図。
収納するにはヘッドバンドを取り外す必要があるみたいでなかなか不便。(強引に行けそうだけどね)
普段、使用したらしまっておく用ではなく、完全にどこかに持ち運びする際に使うようですかね。
正直いらなかったかと思ってます。

おまけで我が家で愛用している「ASAP X-connect」を充電口に差してみました。
以上です!まとめると
- Androidが入っているのでそれなりのことはできる
- ただし、4.4なのでできることは限られる
バージョンアップも本体のスペックもあるので期待は出来なさそう - 本体に32GBとMicroSDおよびUSBメモリが使えるのはすごく便利
- Youtubeで動画を見てみましたが、条件があるのか一部重そうな動画の遅延がひどすぎてまともに視聴することが不可でした
調子がいい時もあるし悪い時もあるし起動したてだとだめなのか何かあるのかもしれません - また、VR動画を見ようとしたらYoutubeアプリが落ちてみれないときがある
普通に見れるときは頭をぐりぐり動かすと映像も追従してくれる - Youtubeをまともに見たければPCとかiPhoneとかほかの機器から出力するのが良いかも
- マウスがあるのはいいけどスクロール動作がちょっと面倒
- コントローラーは非常に熱くなる
某日本産爆熱Androidを彷彿させるものがある - レンズ調整は人を選ぶ(乱視の人とか厳しい)
- ヘッドバンドとかなんか安っぽい
- 純粋に映画鑑賞を楽しむのであれば画質もよく薄いヘッドバンドのおかげで寝ながら見れて非常に良い
- 外部HDMIでいろいろ接続できPPIも高いくFHDもちゃんと出るのはかなりいい
- 外部HDMI接続時のコントローラーはただのバッテリー役でスイッチ類は効かなくなり音量調整も外部任せになる(あるいはヘッドホン等で調整)
Cinego自体はただのディスプレイとして動作する - 3D切替はあるがVRはたぶんできない?
- やったこともできるかもわからないけどドローンと組み合わせるとすごい楽しそう
とまぁ、こんなかんじです。
個人的には既存の製品にはない使い方がいろいろでき、いろんな意味で良い製品かと思いますが、ファームウェアやレンズ等々の調整含めると万人受けはしない製品になるのではないでしょうか。
チャレンジ精神が旺盛で純粋に映画を楽しみたい!という人であればお勧めできる逸品です。

日々くだらないことを追い求め、黒歴史をまとめておくための自由なブログ。
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