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二重課税問題が解決されたそうで
2020年1月1日より税金に関する調整が入り、国内ETFに関して言えば外国で課税される分が自動的に国内の所得税から控除されるようになりました。
正直、国内ETFは持っていなかったのでぜーんぜん知りませんでした。
ということで、今回はめでたく二重課税が解決された国内ETFと投資信託でどちらが今後いいのかについて素人ながら調べてみることにしました。
比較対象
比較するにあたっては今回は下記をチョイスしました。
購入想定でいるのはSBI証券になります。
全世界株式(オール・カントリー)なのは個人的に今興味がある銘柄だからです。
来年からはこれ1本でとりあえずやってみようかなと思ってる感じ。
ETFのメリットデメリット
これはどのETFにも当てはまることで特段今回の比較対象に限った話ではないですが整理がてらに挙げていきます。
メリット
リアルタイム取引が可能
もちろん、市場が開いている時に限りますがETFは売るのも買うのも即できるので現金化が非常に速いです。
信託報酬が安い
MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 (2559):0.0858%
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):0.1144%
若干ETFのほうが安くなっています。
分配金がもらえる
一応メリットに入れておきます。
年2回の決算時(6月と12月の各8日)に分配がされるようです。
購入手数料が無料
SBI証券では「取引手数料」が無料になっています。
投資信託も無料ですけどね。
デメリット
高い
投資信託は口数で100円から購入することが出来ます。
例えば、「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 (2559)」については大体1株買うのに約10,000円の資金が必要になります。
一方投資信託である「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」については100円から買うことが出来ます。
分配金に課税される
分配金に国内で約20%の課税がされますが、20%課税される前に外国で10%課税されてしまいます。
今回の調整ポイントはこの10%が外国所得税額控除として控除されるところですね。
なお、NISAを使う場合は二重課税がそもそも発生しないので控除から対象外になります。
税金の面で考えてみる
- MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 (2559)
- 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
分配金を受け取る場合
国内ETFのほうは今まで10%が海外で課税されていましたが、二重課税問題が解消されたため2020年から分配金に対しての税金が実質国内分のみとなり20%となります。
一方で今回比較対象とした投資信託については0円つまり「分配金なし」となっています。
実際には再投資されているわけで実質的に税金は繰り延べとなるいわゆる「税の繰り延べ」が起きています。
分配金をもらって再投資するか税の繰り延べをするかどちらが得なのかは諸説ありますが数値を出して計算した人曰くどっちも変わらんという説もあります。
もちろん、分配金がある投資信託で受け取りを選ぶことが出来ますが、その場合の分配金の受取と再投資とでは税金面では違いはありません。
自動で再投資しているだけで受け取っていることには変わりはないですから。
- 分配金で同じ投資信託を買うときにも費用・税金はかかるの?
- 投資信託の分配金再投資の考え方
それを踏まえたポイントは
NISAの場合だと
ちなみに、NISAで購入した場合は国内での課税は非課税となりそもそも二重課税は発生しないことになります。
そのため、外国所得税は普通に10%持ってかれます。
規模が小さい
国内ETFはどうしても投資信託に比べて流動性が低くなっています。
今時点の純資産額は大体30億円ちょっと。
投資信託のほうに比べると差は歴然ですが、2020年に始まったばっかりなのを見ると仕方がないところではあります。
分配金を欲しいかどうか
投資信託とETFの2つのオール・カントリーを上げてみましたが、ぶっちゃけると気にするところは配当金をもらえるかもらえない(再投資)されるかですかね。
今時点では何とも
いろいろ書きましたが、今時点ではコスト面を含め何とも言えません。
個人的にはNISAの枠がまだあるので2021年からその枠で買ってみてもいいかなーと思ってます。
つみたてNISAならそもそもこのETFは買えないはずですので素直に投資信託のほうが選択肢になりますけど。
ということで、そこら辺の枠を使いつつ来年様子見していこうかなと思っています。
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