【PR】Photontree「ポータブルプライベートシアターPhotontree X」レビュー

概要


今回、「Makuake」にてクラウドファンディングを行っているHMD「Photontree X(フォトンツリーテン)」を特別にお借りすることが出来ましたのでレビューしてみたいと思います。
クラウドファンディング自体は2020年6月24日より開始しており、執筆時点で目標金額500,000円に対し30,374,600円と実に759人ものサポータに応援されている商品になります。

注意事項
こちらのクラウドファンディングは2020年08月28日までと期間が短くなっております!!
また、お借りした物と実際のクラウドファンディングの物とは細かい点で異なる場合があります。

メーカーについて

今回レビューする商品を開発したPhotontree社は2015年に台湾で起業した企業で、大手メーカーで経験を積んだメンバーが中心となった光学映像技術に特化した技術集団です。
2016年にはVRグラスを開発し、台湾で初めてGoogleに公式認定されてます。

また2018年より開発していたのがこのPhotontree X(フォトンツリーテン)。
2019年には台湾で先行予約販売により約1800人の方に支援され届けられた製品となります。

外箱とか性能とか

外箱


レビュー用に送られてきた箱は非常にコンパクト。
どのご家庭にもあるiPhone6sと比べてみても箱は小さい。


何やら、仕様的なものが書いてありました。
中国語なのかそれっぽい言語でした。


当たり前なのですが、HDMI出力に対応している物なら何でも使えます。
要するに、HDMI接続のディスプレイですから。

技術的仕様


技術的な仕様から。

製品名 Photontree X
モデル名 PT-X1
解像度 1280×720×2 LCD
インターフェース 1080p/60FPS,720P/60FPS HDMI 1.4a(1.8M)
電源 USB 5V/0.5A
動作温度 0~40℃
サイズ 160×70×50(mm)
仮装スクリーンサイズ 800 lnch(20m)/td>
輝度(Min.) 200cd/m2
色域 RGB 24 bit
視野角 90℃/td>
コントラスト 1000:1
オーディオ 3.5mmイヤホンジャック
取得証明 FCC,BSMI

構造的なものは非常にシンプルでHDMIとUSBのみ。
液晶部分は1280×720が2枚入っています。大体800インチほどの仮想スクリーンサイズになるそうです。


あと、「Full HD対応!」とは書かれていますがこれは「Full HDの入力」に対応しているという意味だと思います。
商品自体のディスプレイサイズはHDサイズなんでね…

内容物


内容物については上記の画像の通り。
本体・シリコンマスク・イヤホン(サイズ違いのチップあり)・取扱説明書(英語と中国語?)・クリーナーが入っていました。

他社製品との比較

Photontree X GOOVIS-G2 EYE THEATER FOCUS
価格 39,800円 54,450円(楽天) 21,800円(直販)
解像度 1280×720 LCD 1920×1080 AMOLED 1280×800 LCD
仮想画面サイズ 800インチ 800インチ 120インチ
OS 無し(単純な液晶) Android4.4 無し(単純な液晶)
重量 190g 190g 305g

適当に比較してみました。
あんまり普通のHMDがこのご時世無いのが難点ですが、スペック的に言うと平均的な感じがします。
GOOVISについてはAndroid搭載なのでちょっと違うのかもしれませんが…


PlaystationVRと比べてみるとこんな感じ。
まぁ、性質がVRとHMDでは違うのであれですがサイズ感のご参考までに。

本体を見てみる

インターフェス周り


インターフェス周りはかなりシンプル。
電源ボタンを3秒間押すと電源がONになります。電源OFFは4秒の長押しが必要です。
起動が完了するまで約8秒待つ必要があります。

なお、調整ボタンに関しては音のボリュームとディスプレイの明るさだけが調整できます。
電源がついた状態で調整ボタンを押すと画面下部にメーターが表示され、明るさを0~100%まで5%の間隔で調整することが出来ます。
調整ボタンを2回押すと音量になりこちらも
0~100%を5%間隔で調整できます。

額に当たる部分


額に当たる部分はそこそこ分厚いクッションがつけられています。
容易に交換が出来なさそうなので汗とか汚れがちょっと気になるかもしれません。

フリップアップ機能


極端ではありますが、ディスプレイの可動範囲は約45度あります。
さすがに下までぺたんとやるとシリコンマスクがつぶれちゃいますが…
右の写真で言うともうちょっと折りたためるといいかなーと思いました。

ヘッドバンド


頭を固定するヘッドバンド。
ビリビリことマジックテープで固定します。
一部がゴムっぽくなっているので伸縮性はあります。
付けながらでも調整は可能と言えば可能。

シリコンマスク


左右等の光を遮るシリコンマスクは取り外し式。
これにより映画とかは集中してみることが出来ます。
外せば周囲にも目が行きやすいのでPC作業とかに向いてそう?

若干の前後調整が可能


左右の画像はほぼ一緒なかと思いきや、真ん中にある黒ボタンを押しながら前後にすこーしだけ6段階で動かせます。
眼と液晶の調整だけなので大きくは動かせません。(1㎝ないぐらい)
ボタンを押さなくてもやや強めに引っ張ると調整できますが押してあげたほうがいいと思うの。

端子類


HDMIとUSB-Aのみ。HDMIのケーブル長は約1.5メートルでした。
USBは給電専用になり、そこまで含めると約1.8メートルぐらいはありました。


どうでもいいですが、電源が入ると緑色のLEDが点灯します。

つないで使ってみた


さて、実際に使う準備をしていきます。今回はPC・PS4の2種類で試ました。
本当はAndroidでも試してみたかったんですがうちにあるAndroidのスマホおよびタブレットについてはDisplayPort Alternate Modeとやらに対応していないためかType-C HDMI変換を使用しても出力させることが出来ませんでした。

ノートPC


まずはノートPC(Windows10)にType-C経由でつないでみました。
HDMI Type-C変換を普通につなぐだけで簡単にディスプレイとして使うことが出来ました。
セカンドディスプレイとしても使うこともできますし、ノートPCと同じ画面を写すことが出来るところは普通の液晶ディスプレイと変わらない動きですね。
シリコンマスクを使用しない場合はやや下を見ることで手元を見ることもできますし、シリコンマスクを利用していても本体がフリップアップするため手元を見る際には困ることはありませんでした。

1点かなり気になったのが、HMD経由でオーディオ出力をした時にオーディオ非再生時にかなりのホワイトノイズが入るのが気になりました。
ノートPCが原因なのかもしれませんが、森林にこだまするセミの鳴き声みたいな大合唱が聞こえます。
ただ、このホワイトノイズもオーディオが出力されるとピタッと止まるので映画とか見るときには大して影響はないかと思います。
どうしても気になる場合は本体のBluetooth等からオーディオを出力するのがよさそうです。

PS4


続いて、PS4で大流行の無料(PS4ではですが)パーティーバトロワ「Fall Guys」を遊んでみました。
特段違和感なくゲームも難なくプレイすることが出来ました。
まぁ、特段HMDにしたところで優勝は出来ませんが普段と違う大きな画面でのプレイはなかなか楽しかったです。
こういった画面を細かく見ないパーティーゲームみたいなのにはHMDは向いているかもしれませんが、細かい文字を見るようなゲームについては若干隅っこが歪むような感じがあるので向いていないのかもしれません。
PS4の場合は常時どこでも音が出る仕様のためか上記PCで気になったホワイトノイズは一切入りませんでした。

全体的に使用してみての感想

映像


可もなく不可もなく。目の前に大きい液晶があるのはいい感じです。
私の目の問題なのかもしれませんが、やや隅っこ(左下とか)が若干ぼやけて見えてしましました。
こういったデバイス特有な感じはしますが人により見え方が変わるかもしれません。


HMDは写真でお伝えするのが非常に難しい。
両目でみるとこんな感じで見えます。


片目側に寄るとこうなります。
(上記動画はAmazonPrimeVideoで「ゼロから始める魔法の書」)

軽い!


本体だけなら190gということでしたが、ケーブルやバンドやシリコンマスク込々で約330gでした。
初めに本体だけ手に持った時は思わず「かるっ」と言ってしまいました。

装着感


映画などしっかり見る場合はシリコンマスクを使用すると左右がしっかり光をカバーしてくれていい感じになります。
本体も軽いため長時間使っていても負担になりにくいのはいいところでした。
ヘッドバンドでしっかり固定できるのと軽さも相まってずり落ちる心配はありません。

また、シリコンマスクを使わない場合は左右や下などが外の風景を横目で見やすいところがいい感じでした。
シリコンマスクを使用していてもフリップアップ機能があるのでそうそう困ることはないと思いましたが、もうちょっと上に上がると良かったです。

オーディオ接続


3.5mmのオーディオジャックを刺すことができますが、なぜか接続端子が顔側に来てしまっています。
そのため、ヘッドホンといった大き目の端子を持つものはかなり顔に違和感が発生します。
付属のコンパクトなL型端子をもつイヤホンを使うかL字変換をかますかBluetooth接続で音を出すか工夫が必要になります。
なお、HMD事態にBluetoothの機能は無いためあくまで映像を出力する元の依存になるので注意してください。

メガネ族

HMDで一番気になるのがメガネの使用。
私も普段メガネを使用していますが、メガネを使用していても普通に使用することが出来ました。
多少の前後の調整は利くためよほど分厚い眼鏡出ない限り心配する必要はないかと思います。

低消費電力


使用する電力が5V/0.5A以下と非常に低い設計らしくモバイルバッテリーからの電力供給でも全然問題がありませんでした。
まぁ、普通は接続機器にあるUSBから電力供給を受ければ問題は無いかと思いますが使い方の選択肢が広がるのは良いかと思います。

若干チープ


ヘッドバンドやシリコンマスクの装着の仕方等がなんかチープだなーと言う印象がありました。
ヘッドバンドの調整方法もベルクロ(バリバリのこと)で簡単に固定してあるだけなので頻繁に調整したり微調整をするには向いていないような感じがします。
逆に言えば一度決めてしまえば問題は無いとも言います。


シリコンマスクも単純に上部と各左右で引っかけているだけなのが何とも言えない感じ。
ここら辺がもうちょっと何とかならなかったのかというのは価格帯からすると思う所ではあります。
ワンタッチで取り付け&取り外しが出来るような設計であれば映画用・PC作業用と気分で簡単に切り替えられたんですけどね。

とは言うものの、これらの欠点によって何かHMDとしての見方に影響するのかと言われると特に影響はしない所でもあります。
よく言うと、削れるところは削ってのコストダウンですかね。

最後に


重量が軽いHMDということでごろ寝しながらAmazonPrimeVideoで映画を見るのはちょうどよかったです。プライベートシアターとしては最適ですね!
ただ、やや隅っこがぼやけて見えたりすることもあるのでHMDは人を少し選ぶのかなーという印象でした。
あまり細かい文字を読むようなPCでの作業や細かい文字のあるゲームといったものにはちょっと向いていないのかもしれません。
また、付属しているパーツも若干チープな感じは否めないのもあるので液晶ディスプレイとして納得してお金を出せるのかはよく考えてみたほうが良いと思います。

なお、Makuakeでの支援は2020年8月28日まで!!!
それまでに支援することで定価55,980円から若干安く入手することが出来ます。
現在の支援出来るプランは下記の3つです。
気になった方は時間がありませんが検討してみてください。

29%OFF PhotontreeX x1台

39,800円(税込み)
438人のサポーター
2020年12月末までにお届け予定

31%OFF PhotontreeX x2台

77,300円(税込)
12人のサポーター
2020年12月末までにお届け予定

32%OFF PhotontreeX x3台

114,200円(税込)
1人のサポーター
2020年12月末までにお届け予定