目次
全世界と言えでも2つある
ファンドオブザイヤーにも選ばれたeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)ですが、実は除く日本というのもあります。
名前の通り、全世界投資から日本が除かれている商品になります。
今回はその2つのうちどっちのほうが良いのか?を検討してみます。
先に結論から言うと、個人的にはオール・カントリーでいいんじゃないかなーと思ってます。
投資信託説明書から読み解く
2020年7月時点の2つの投資信託説明書(交付目論見書)から見ていきます。
日本の比率はそんなにない
まず、オールカントリーで日本の比率はどんなもんなの?という所から見ていきます。
上記円グラフの通り、実は日本の比率はたった7.5%しかないことが分かります。
続けて、除く日本のグラフです。
日本を除いた分がちょろっと他に移動しているだけですね。
個人的にはたった7.5%だったら別に日本も含めちゃっていいよねという考えです。
純資産で見てみる
オール・カントリーが245.0億円で除く日本が166.7億円となっています。
グラフ的にも似たり寄ったりで、単純にオール・カントリーのほうが約100億円多くなっていますね。
単純に純資産総額が増えているから良いファンド、減っているからダメなファンドというわけではないですが「純資産総額が多い=多くの人が投資をしている」という指標にはなります。
基準価額もコロナかなんかでガクッと減りはしたものの純資産は右肩上がりで伸び続けています。
とはいえ今現在は
ちなみにですが、2020年10月22日現在ではオール・カントリーが529.36億円で除く日本が286.01億円となっています。
倍とは言いませんがだいぶ差が開いてきています。
手数料は同じ
続けて、SBI証券で手数料を見てみましょう。
オール・カントリー | 除く日本 | |
買付手数料 | なし | なし |
信託報酬 | 0.1144%以内 | 0.1144%以内 |
なお、同シリーズは純資産残高が一定の水準を超過した部分についてより低い信託報酬率が提供される受益者還元型信託報酬率を採用しているので、オール・カントリーのほうが実質安くなるはずです。
同ファンドの信託報酬率(税込)は純資産残高500億円未満の部分で年率0.1144%であるが、500億円以上1000億円未満の部分では年率0.11385%が適用される。
ポイントは2つ
日本株をどう考えるか
結局のところ、ポイントは日本をどう考えるかですかね。
たとえインデックスであっても日本株を買うつもりはないとはっきり決めているのであれば除く日本にすればいいですし、迷っていたりするのであればあまり大差はないのでオール・カントリーでよろしいんではないのかなというのが私の結論です。
純資産額で言ってもオール・カントリーのほうが多いので流入が多くなればファンドが成長するスピードも増えることにもなりますしね。
新興国をどう考えるか
あと、全世界なので新興国・先進国の両方が入っており新興国株式をどう見るのか?もポイントですね。
新興国が入っている分eMAXIS Slim先進国株式などに比べると米国株式の比率が10%ほど低くなっています。
全世界なので為替やカントリーリスクの分散はある意味充実していますが、新興国が安全か?と言われれると絶対とは言い切れないところでもあります。
最後に
ざっくり超簡単に比較してみましたが、最初にも言った通り私はオール・カントリーでいいかなーと思っています。
純資産額や比率もそんなに変わらないし、であれば純資産額がより多いほうが伸びもよいのではという考えです。
考え方は様々で、「もし日本に投資したければ日本株インデックスを買えば良い」という考え方もあります。
比較ブログによっても違いますし、人それぞれですよね。
ということで、私としては来年あたりからeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に絞って投資してみても面白いかなと思っています。
日々くだらないことを追い求め、黒歴史をまとめておくための自由なブログ。
あんまり役立つことは書きませんが主に日記・ゲームや買ったものについての記事を気まぐれで好き勝手書いています。