概要
とある事情により内容証明郵便を出すことになったんですが、今のご時世「電子内容証明サービス」なるものがあるんですね。
ちょっと癖のある内容証明を手軽に出せるのは非常に便利ですね。
ということで実際に使ってみました。
メリットデメリット
メリット
- 実際に内容証明を取り扱っている郵便局に行かなくていい
- 24時間対応
- 電子なので郵送したい紙の準備とか記載する必要がない
- 受取人ごとに異なる文章をまとめて出せる
- 文字数によっては窓口より安くなる
デメリット
- フォーマットがMicrosoft Word(docx形式)のみ
- 文字数によっては窓口より高くなる
- Wordの中身の判定が結構シビア
- 支払いはクレジットカードのみ
ぐらいですかね。続いて気になったところを細かく見ていきます。
- 利用料金
料金に関してなんですが、520文字以内であれば窓口で出したほうが最大258円安いみたいです。
そこらへんについては「e内容証明と郵便局窓口で内容証明をご利用した場合の料金比較」を見てみてください。
とはいえ、電子のほうが利便性は高く大した値段でもないのであまりデメリットにはならないと思われます。 - Wordのみ
送付する内容はWordに記載する必要があります。
なので、Wordを扱えない人はそもそも電子内容証明を扱えないってことですかね。
しかもDOCX形式のみなので扱えるのがMicrosoft Word 2010, 2013, 2016になります。 - 記載のお作法
記載に関しても基本文章のみで細かいルールがあり結構シビアです。
一度完成させた文章にてチェックをかけてみたところ規定通り作っている(たぶん)のにもかかわらず規定に沿っていませんと結構怒られました。
最終的には最初っから1行単位で都度チェックをかけながら文章を作り上げました。
下記のような方法もあるみたいです。<対処法>
1.Windows標準のメモ帳に内容をすべてコピー&ペーストする
2.メモ帳に張り付けた内容をダウンロードした”新規のひな形”に張り付ける
3.ひな形の文章をすべて選択する
4.文字サイズを10.5にフォントをMS明朝/MSP明朝/MSゴシック/MSPゴシックのどれかにする
実際に出してみた
では、実際に出してみます。
まずは、「電子内容証明サービス」にアクセスします。
利用にはアカウントが必要なので取得しておきましょう。
今回は1通のみなので「かんたん差出し」を利用します。
なお、いろいろやり直しさせられるのであらかじめ「便利ツール」にて「差出人」と「受取人」のアドレスを登録しておくと便利です。
ここで、事前に準備した文章をアップロードします。
あっているかどうかは最後にならないとわからないのがちょっと不便。
差出人(つまり私)の住所を書きます。
ここで、アドレス帳に登録してあればボタンから呼び出せます。
「差出人の氏名、住所を自動挿入」は「する」にしておきましょう。
本文の下のほうに自動的に挿入されます。
続けて受取人の情報。
ここでも、アドレス帳に登録をしておくと便利です。
また、差出人に比べ設定が多少増えていますが今回は下記の設定にしました。
- 「受取人の氏名、住所を自動挿入」は「する」
→本文の下のほうに自動的に挿入されます。 - 「受取人への正本に「配達証明」を付与」は「する」
→「しない」の場合、受取人が受け取ったかどうか不明になるのでつけておきましょう(ただし有料) - 「受取人への正本に「速達」を付与」は「しない」
→急ぎならつけましょう - 「受取人への正本に「親展」を付与」は「しない」
→必要に応じてつけましょう
添付・差出人・受取人を入力したら登録内容確認に移ります。
間違いがないか、またオプションに誤りがないか確認をしましょう。
問題がなければ、この画面になります。
文章のイメージをここで確認することができます。
差出人と受取人で各確認ができます。
ちなみにですが、ここで添付した文章に誤りがあるとここでエラーとなります。
エラー内容も教えてくれますが、全くあてにならないので地道に修正をする必要があります。
ブラウザで確認する場合はプラグインが必要になりますのでインストールをします。
内容は見せられませんが、こんな感じで文章を確認することができます。
文章の確認が済んで問題がなければ右下の「差出し」を押します。
最終確認が出ますので問題がなければ「OK」を選択します。
今回は1,510円でした。文字数も少ないので郵便局で出すと1,252円なので若干お高くなります。
「購入」を押すと差出完了です。
2018年9月30日(日)の20時ごろ申し込んだところ、翌日10月1日(月)のお昼ぐらいには差出人・受取人ともに内容証明が届いていました。
同じ県内なのもあるかと思いますが、結構早いですね。
最後に
最後に感想です。
文章のチェックあたりのシステムがまだまだ未成熟な感じでかなり手こずりました。
窓口でやっても慣れてないのでおそらく同じだったと思いますが単体で文章のチェックができるのとエラー箇所をもっと的確に指摘してくれるともっと便利になるんではないかと思います。
とはいえ、窓口で校正する場合は訂正印とかいろいろいるので何度もチェックできる電子版は非常に便利でした。
一般の人だと内容証明なんか早々出すことはないと思いますが、いざというときに利用してみてください。
日々くだらないことを追い求め、黒歴史をまとめておくための自由なブログ。
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